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日本サルトル学会会報第67号 [会報]

研究例会のご案内

 下記の通り、第47回研究例会をオンラインで開催しますのでご連絡いたします。
 次回の研究例会は、昨年(2020年)に法政大学出版局より刊行された、生方淳子著、ミシェル・コンタ序『戦場の哲学――「存在と無」に見るサルトルのレジスタンス』の合評会を、ハイデガー研究会との共催で予定しております。
 登録フォームを用意しましたので、参加ご希望の方は下記 URL より7月9日21:00(日本時間)までにご登録をお願いいたします。
 当学会では非会員の方の聴講を歓迎いたします(無料)。多くの方のご参加をお待ちしております。


第47回研究例会

日時:2021年7月10日(土) 15 :00 ~ 17 :50
場所: zoom によるオンライン開催
※フランスからの参加も想定し、午後遅くからの開催となっております。ご注意ください。

【プログラム】
15:00 冒頭挨拶
15:05 生方淳子著、ミシェル・コンタ序『戦場の哲学――「存在と無」に見るサルトルのレジスタンス』(法政大学出版局、2020年)合評会
    司会:   谷口 佳津宏(南山大学、日本サルトル学会)
発表者:  生方 淳子(国士舘大学、日本サルトル学会、著者本人)
特定質問者:齋藤 元紀(高千穂大学、ハイデガー研究会)、永野 潤(東京都立大学ほか、日本サルトル学会)、根木 昭英(獨協大学、日本サルトル学会)

全体討論

17:50 休憩
18:00 総会
18:45 近況報告・情報交換会
※今回はオンライン開催のため懇親会は行いませんが、総会終了後に、zoom上で簡単な近況報告および情報交換の場を設ける予定です。

参加登録フォーム URL :https://bit.ly/3eSGxig

※zoom開催に関する細かな注意は、こちらのフォームにてお知らせします。なおこのURLはサルトル学会のブログにも掲示いたします。そちらもご利用ください。


サルトル関連文献

(1)著作
・永井敦子・畠山達・黒岩卓編『フランス文学の楽しみかた―ウェルギリウスからル・クレジオまで』、ミネルヴァ書房、2021年(根木昭英「ジャン=ポール・サルトル『文学とは何か』」、同「文学は「役に立つ」のか」所収)。

(2)論文
・伊吹克己「「反ユダヤ主義」について――サルトルとハイデガーにおける古い問題 」『専修人文論集』、第106号、2020年、225-262頁。
・Nariaki Kobayashi and Hiroaki Seki, "The Discovery of the Other in Post-War Japan: Two Sartreans on Kyoto School and Zainichi Koreans", Alfred Betschart & Juliane Werner, Sartre and the International Impact of Existentialism, Palgrave Macmillan, 2020, pp. 285-305.
・ヴァンサン・ド・コールビテール「イメージ、身体と精神の間で――サルトルの高等教育修了論文」関⼤聡訳、『Résonances ――東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集』、第11号、2020年、 38-57頁。
・根木昭英「作家と著名性、その一致なき一致 ――サルトルにおける「読まれること」の諸相 (セレブリティの呪縛――18~20世紀フランスにおける著名作家たちの肖像)」『立教大学フランス文学』 、第49号, 2020年、11-27頁。
・大場健司「一九五〇年代日本におけるアメリカ論ブームと安部公房 ――エッセイ「アメリカ発見」と J=P・サルトル、鶴見俊輔」、『九大日文 』、第37号、2021年、47-66頁。
・澤田直「サルトルと第三世界(1)」『立教大学フランス文学』、第50号、2021年、33-59頁。
・谷口佳津宏「サルトルの (現象学的) 記述について――『弁証法的理性批判』における方法の問題 (その2)」『アカデミア. 人文・自然科学編 = Academia. Humanities and natural sciences』 第21号、2021年、41-51頁。
・陳柯岑「村上春樹『回転木馬のデッド・ヒート』試論――サルトルの受容を中心に」『言語文化学研究(日本語日本文学編)』、第16号、 2021年、19-44頁。
・水野浩二「サルトルとアロン――歴史の概念をめぐって――」『札幌国際大学紀要』第52号、2021年、41-50頁。

(3)サルトル関係の著作に関する書評
(A)水野浩二『倫理と歴史――一九六〇年代のサルトルの倫理学』、月曜社、2019年。
・澤田直「書評:水野浩二著『倫理と歴史――一九六〇年代のサルトルの倫理学』(月曜社、2019年)」、『フランス哲学・思想研究』、日仏哲学会、第25号、2020年9月、256-259頁(http://sfjp-web.net/journal/journal/revue-de-philosophie-francaise25-reblique-du-compte-rendu-de-livres.pdf)。
・増田靖彦「道標を打ち込むサルトル サルトル倫理学のありえたであろう全貌に迫る」、『図書新聞』、第3436号、2020年2月22日。

(B)澤田直『サルトルのプリズム――二十世紀フランス文学・思想論』、法政大学出版局、2019年。
・鈴木道彦「【書評】澤田直『サルトルのプリズム』」、『ふらんす』、白水社、2020年3月号。
・赤阪辰太郎「「生きること」と「書くこと」」、『週刊読書人』、 第3331号、2020年3月13日。
・渡辺諒「サルトルへの愛/サルトルからの愛」、『図書新聞』、 第3440号、2020年3月21日 。
・竹本研史「書評:澤田直著『サルトルのプリズム――二十世紀フランス文学・思想論』(法政大学出版局、2019年)」、『フランス哲学・思想研究』、日仏哲学会、第25号、2020年9月、238-242頁(http://sfjp-web.net/journal/journal/revue-de-philosophie-francaise25-reblique-du-compte-rendu-de-livres.pdf)。
・Hiroaki Seki, « L'époque, cet obscur objet du désir. Note de lecture sur Nao Sawada, La littérature française du XXe siècle au prisme de Sartre, Tokyo, Presses Universitaires de Hosei, 2019, 373p. », L'Année sartrienne, n° 34, 2020, Presses Universitaires de Liège, p. 222-228.
・酒井健「幾条もの新たな問いかけの光」、『法政哲学』、第17号、2021年3月30日、67-70頁。

(C)生方淳子著、ミシェル・コンタ序『戦場の哲学――『存在と無』に見るサルトルのレジスタンス』、法政大学出版局、2020年。
・柏倉康夫『「戦場の哲学」、ムッシュKの日々の便り』、2020年11月19日https://monsieurk.exblog.jp/28302723/
・竹本研史「二一世紀のレジスタンス」のための真正なる読解――書評:生方淳子著、ミシェル・コンタ序「戦場の哲学――『存在と無』に見るサルトルのレジスタンス」、『図書新聞』、第3491号、2021年4月、第5面。


サルトル関係イベント

哲学カフェ横浜 報告者:永野潤「入管問題とサルトルの反植民地主義思想」
2021年5月23日(日)13:00~15:30(zoom開催) 申し込みは https://www.tetsu-cafe-yokohama.info/ 


理事会からのお知らせ

・日本サルトル学会では、研究発表・ワークショップ企画を随時募集しています。発表をご希望の方は、下記のメールアドレスにご連絡下さい。なお例会は例年7月と12月に開催しています。
・会報が住所違いで返送されてくるケースが増えています。会員の方で住所、メールアドレスが変更になった方は、学会事務局までご連絡ください。なお、会報はメールでもお送りしています。会報の郵送停止を希望される方は、事務局までご連絡ください。

以上


日本サルトル学会  AJES  Association Japonaise d’Etudes Sartriennes
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1 澤田研究室 Tel : 03-3985-4790
c/o Sawada, Rikkyo University, 3-34-1 Nishiikebukuro Toshima-ku, Tokyo, 171-8501
E-Mail:ajes.office@gmail.com Blog : https://ajes.blog.ss-blog.jp (ブログの URL が変わりました)
Website : http://ajes.html.xdomain.jp/ (HP の URL も変わりました)

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