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第42回研究例会 発表要旨 [研究例会のお知らせ]

12月8日に開催の第41回研究例会(14 :15~ 立教大学 5号館5209教室)の、永井玲衣氏(上智大学、立教大学)の発表要旨が届きましたので、掲載致します。
他の発表者の要旨も、届き次第掲載する予定です。


研究発表
14:15~15:00
発表者:赤阪辰太郎(大阪大学)
「『存在と無』における形而上学について」
 司会:森功次(大妻女子大学)

15:15~16:15
発表者:永井玲衣(上智大学、立教大学)
「哲学プラクティスとサルトル」
司会:竹本研史(法政大学)

 近年、アメリカのリップマンを創始者とする「子どもの哲学(philosophy for children, P4C)」といった哲学教育が、国内でも広く普及する様相を見せている。また、フランスのマルク・ソーテが90年代に拓いた「哲学カフェ」は、00年代に日本に持ち込まれ、今や全国の数百カ所で行われている程に浸透した。国内ではまだメジャーではないものの、80年代ではドイツで、秘教的なあり方へと傾斜してしまった哲学への批判として、実践的な「術」として「哲学カウンセリング」といった方法論も提起され、多方面でその研究が為されている。こういった、哲学的なテーマについて共同で探求を行う活動、もしくは哲学そのものを実践的なものとして位置づけ直す試みは「哲学プラクティス」と総称され、全世界で実践・研究が行われている。
 以上のような試みについて「行動の哲学者」であるサルトルは、どのように接合し得るだろうか。もしくは、どのような影響を与えてきたと考えられるだろうか。本発表は、未だ広くは知られていない哲学プラクティスの状況を概観し、「知識人」サルトルとの接合点を模索しつつ、フロアとのディスカッションの契機としたい。



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